「SEO対策を始めたのに、なかなか検索順位が上がらない」
「記事を何十本も書いているのにアクセスが増えない」
「毎月ブログを更新しているけれど、本当に意味があるのか分からなくなってきた」
SEOに取り組んでいる企業様から、こうしたご相談をいただくことがあります。
SEOは、記事を公開したからといって必ず検索順位が上がるものではありません。
だからといって、
「SEOはもう意味がない」
「Googleに評価されていないから仕方ない」
と諦めてしまうのも、少し早いかもしれません。
検索順位が上がらないときには、何かしらの原因があります。
キーワード選定なのか。
コンテンツなのか。
サイト構造なのか。
競合との差なのか。
そもそもSEOで狙う市場が間違っているのか。
大切なのは、
記事を増やし続ける前に、「なぜ上がっていないのか」を考えることです。
株式会社KotoMeetでは京都を拠点に、SEO対策だけでなく、ホームページ制作、広告運用、SNS運用などを含めたWebマーケティング支援を行っています。
今回は、SEOに取り組んでいるにもかかわらず検索順位が上がらない企業に向けて、よくある10の原因と改善方法を詳しく解説します。
SEOで検索順位が上がらない=SEO対策が失敗とは限らない
まず知っておきたいのが、
SEOには時間がかかる
ということです。
記事を今日公開して、明日1位になる。
基本的には、そのような施策ではありません。
新しいページが検索エンジンに認識され、検索結果へ表示され、ユーザーのニーズに合っているかなど、さまざまな要素によって検索結果は変化していきます。
サイトそのものの状態や競合環境によっても違います。
そのため、
「1か月やったけれど上がらない」
というだけでSEOが失敗したとは判断できません。
一方で、
半年。
1年。
と記事を増やしているのに、
検索表示回数も増えない。
アクセスも増えない。
問い合わせも増えない。
という場合は、一度SEO戦略そのものを見直した方がいいでしょう。
検索順位が上がらない原因① キーワード選定を間違えている
SEOで最初に確認したいのがキーワードです。
よくあるのが、
検索ボリュームだけでキーワードを決めてしまうケース。
例えば、
「マーケティング」
「ホームページ」
「SEO」
のような非常に大きなキーワード。
検索数は多いかもしれません。
しかし、その分競合も強くなります。
大手メディア。
専門サイト。
長年運営されているサイト。
大量のコンテンツを持つサイト。
こうした競合と戦うことになります。
中小企業が新しくSEOを始める場合、最初から大きすぎるキーワードだけを狙うと、なかなか順位がつかないことがあります。
そこで重要なのが、
自社が勝てる検索市場を探すこと。
例えば、
「マーケティング会社」
ではなく、
「京都 マーケティング会社」。
「ホームページ制作」
ではなく、
「京都 ホームページ制作会社」。
さらに、
「ホームページ制作 費用」
「ホームページ 集客できない」
「ホームページ リニューアル タイミング」
など、ユーザーの具体的な悩みへ広げていく方法があります。
SEOは検索数が多いキーワードを取りにいくゲームではありません。
自社の顧客になり得る人が検索しているキーワードを見つけること。
ここがスタートです。
検索順位が上がらない原因② 検索意図と記事内容がズレている
キーワードが合っていても、記事内容が検索意図とズレている場合があります。
例えば、
「SEO対策 費用」
と検索する人は何を知りたいでしょうか。
SEOの歴史を知りたいわけではないでしょう。
多くの場合、
SEOはいくらかかる?
月額料金は?
成果報酬って何?
会社によって何が違う?
どのくらいの予算が必要?
といった情報を求めていると考えられます。
ところが記事の大半が、
「SEOとはSearch Engine Optimizationの略で……」
という基本説明だったらどうでしょう。
間違った情報ではありません。
でも、
今そのユーザーが一番知りたいことではない。
SEOでは、このズレが非常に重要です。
記事を書く前に、
「このキーワードを検索した人は、検索結果から何を持ち帰りたいのか?」
を考えてみてください。
検索順位が上がらない原因③ タイトルと記事内容が一致していない
タイトルはSEOにおいて重要な要素の一つです。
ただし、
キーワードを入れればいい。
目立たせればいい。
というものではありません。
例えば、
「SEO対策の費用相場を徹底解説」
というタイトルなのに、
具体的な費用が記事後半まで出てこない。
これではユーザーにとって読みにくい記事になります。
タイトルで約束したことに、本文でしっかり答える。
これはSEO以前に、コンテンツとして大切なことです。
また、
「絶対1位になる方法」
「これだけで売上10倍」
など、必要以上に煽ったタイトルもおすすめしません。
クリックさせることより、
検索した人の期待と記事内容を一致させること。
ここを意識しましょう。
検索順位が上がらない原因④ 競合記事とほとんど同じ内容になっている
SEO記事を作るとき、
検索上位の記事を調べる。
これは重要です。
しかし、
上位10記事を確認する。
↓
共通して書いてある内容を集める。
↓
似た構成の記事を作る。
これだけでは、
「この記事を読む理由」が弱くなります。
例えば、
「SEO対策とは」
というテーマについて、
どの記事にも、
内部対策。
外部対策。
コンテンツSEO。
メリット。
デメリット。
と書いてある。
そこで自社の記事も同じ説明だけをしたら、ユーザーから見れば似た記事が一つ増えただけです。
もちろん基本情報は必要です。
しかし、それに加えて、
自社の経験。
実際の相談内容。
現場で感じること。
独自データ。
失敗事例。
顧客の質問。
会社独自の考え方。
などを加えていく必要があります。
検索順位が上がらない原因⑤ AIで作った記事をそのまま大量公開している
生成AIによって、コンテンツ制作は大きく変わりました。
以前なら数時間かかっていた記事でも、AIを活用すれば短時間で原稿を作れるようになっています。
これは企業の情報発信にとって大きなメリットです。
KotoMeetとしても、AIそのものを否定する考えはありません。
むしろ使えるところは積極的に活用すべきだと思っています。
問題なのは、
AIを使ったことではなく、AIが生成した一般論をそのまま公開すること。
例えば、
「ホームページ制作会社の選び方を教えて」
とAIへ入力すれば、
実績を見る。
料金を見る。
サポートを見る。
コミュニケーションを見る。
といった文章を作ることはできます。
でも、それだけでは多くのサイトと似た内容になりやすい。
そこで、
「KotoMeetでは実際の制作相談で何を聞いているのか」
「制作会社側から見て、発注前に整理してほしいことは何か」
「過去にどんなところでプロジェクトが止まりやすかったのか」
こうした一次情報を追加する。
AIは、
企業の知識を整理し、発信を加速させる道具
として使う。
この考え方が重要です。
検索順位が上がらない原因⑥ サイト全体のテーマがバラバラ
SEOは1記事だけで考えないことも大切です。
例えば、京都でホームページ制作を提供している会社が、
「京都 ホームページ制作会社」
という記事を1本公開した。
それ以外の記事が、
社員旅行。
社内ランチ。
趣味。
ニュース。
だけだった場合。
ホームページ制作について詳しいサイトとして、ユーザーに十分な情報を届けられているでしょうか。
そこで、
ホームページ制作会社の選び方。
ホームページ制作費用。
ホームページ制作の流れ。
リニューアルのタイミング。
ホームページから集客できない原因。
SEO対策。
Webマーケティング。
など、関連するテーマを体系的に増やしていきます。
1記事という「点」ではなく、
複数の記事をつなげた「面」で専門性を作るイメージです。
検索順位が上がらない原因⑦ 内部リンクが整理されていない
記事をたくさん公開しているのに、それぞれが独立しているサイトがあります。
例えば、
「SEO対策とは」
を読んだ人なら、
「SEO対策の費用」
も気になるかもしれません。
さらに、
「SEOは自社でできる?」
も知りたいかもしれない。
そこで、
SEO対策とは
↓
SEO対策の費用
↓
SEOを自社で行う方法
↓
SEOサービス
と関連するページへつなげます。
内部リンクには、検索エンジンへの意味だけではなく、
ユーザーに次の情報を届ける役割
があります。
今公開している記事を一覧にして、
「この記事を読んだ人は、次に何を知りたいだろう?」
と考えるだけでも改善できます。
検索順位が上がらない原因⑧ 記事を公開して終わっている
これは非常に多いです。
SEO記事を書く。
WordPressへ投稿する。
SNSで紹介する。
終了。
数か月後には、
「そういえば、あの記事どうなった?」
となる。
SEOは、
公開してからがスタート
と言ってもいいでしょう。
Google Search Consoleなどを確認すると、
どんな検索キーワードで表示されているのか。
表示回数。
クリック数。
平均掲載順位。
などを確認できます。
例えば、
狙ったキーワードで12位まで来ている。
それなら改善によって1ページ目を狙えるかもしれません。
想定外のキーワードで表示されている。
それなら、そのニーズを記事へ追加できるかもしれません。
数字を見ることで、次にやるべきことが見えてきます。
検索順位が上がらない原因⑨ ホームページそのものに問題がある
記事だけ改善しても解決しない場合があります。
例えば、
スマートフォンで非常に見づらい。
ページ表示が極端に遅い。
リンク切れが多い。
似たページが大量に存在する。
サイト構造が複雑。
検索エンジンに認識されにくい設定になっている。
こうした問題です。
特に長年運用されてきたホームページの場合、
複数の制作会社が改修。
担当者が変わる。
ページを継ぎ足す。
プラグインが増える。
ということが起き、サイト内部が複雑になっているケースがあります。
「記事を書いても全然順位がつかない」
という場合は、コンテンツだけではなく、
ホームページ全体の状態を確認すること
も必要です。
検索順位が上がらない原因⑩ SEOの成果を「順位」だけで判断している
最後は少し違う視点です。
例えば、
狙ったキーワードが3位になった。
でも問い合わせ0件。
一方、
別のキーワードは8位。
そこから毎月問い合わせが5件。
企業にとって価値があるのはどちらでしょうか。
もちろん、後者の可能性があります。
SEOでは順位が分かりやすいため、
「1位になった!」
「5位から3位になった!」
と順位ばかり見てしまいます。
しかし事業として考えるなら、
アクセス。
問い合わせ。
資料請求。
予約。
商談。
契約。
売上。
利益。
まで見る必要があります。
SEOの目的は検索順位表で勝つことではありません。
会社の目的につなげることです。
検索順位が上がらないときに、まず確認したい5つの数字
では、自社のSEOがうまくいっているのか確認するには何を見ればいいのでしょうか。
最初から難しい分析をする必要はありません。
まずは、
①検索表示回数
検索結果に自社ページが何回表示されたか。
②クリック数
検索結果から何回サイトへ来てもらえたか。
③クリック率
表示されたうち、どれくらいクリックされたか。
④検索順位
どのキーワードで、どのくらいの順位なのか。
⑤コンバージョン
問い合わせや予約など、目的の行動につながったか。
この5つを確認してみましょう。
「表示されない」「クリックされない」「問い合わせがない」で原因を分ける
SEO改善では、問題を一つにまとめないことが大切です。
例えば、
そもそも検索結果に表示されない
キーワード。
記事テーマ。
サイト構造。
インデックス。
競合。
などを確認します。
表示されているけれどクリックされない
タイトル。
検索結果での見え方。
検索意図。
順位。
などを確認します。
アクセスはあるけれど問い合わせがない
記事内容。
サービスとの関連性。
CTA。
ホームページ。
料金。
実績。
信頼性。
フォーム。
などを確認します。
このように考えると、
「SEOがダメ」
ではなく、
どこでユーザーが止まっているのか
が見えてきます。
順位が11位〜20位の記事は改善候補
すでにSEOへ取り組んでいる企業なら、一度Search Consoleを確認してみてください。
特に見てほしいのが、
検索順位11位〜20位前後の記事。
もちろん状況によりますが、
検索結果の2ページ目前後まで来ているということは、ある程度テーマとの関連性が認識されている可能性があります。
新しく0から記事を書くより、
こうしたページを改善した方が成果につながるケースがあります。
例えば、
情報を追加する。
古い情報を更新する。
タイトルを見直す。
内部リンクを追加する。
図や具体例を追加する。
サービスへの導線を改善する。
などです。
SEOというと、
「毎月新しい記事を書かなければ」
と思われがちですが、
既存コンテンツを育てることも立派なSEO対策です。
アクセスが多いのに問い合わせがない記事も重要
もう一つ確認してほしいのが、
アクセスは多いのに問い合わせにつながっていない記事です。
これは必ずしも悪い記事ではありません。
むしろ、
人を集める力はある。
ということです。
そこで、
どんな検索キーワードから来ているのか。
サービスとの関連性はあるか。
記事の途中に適切な導線があるか。
問い合わせ前に必要な情報が足りているか。
を確認します。
SEOでは、
アクセスを増やす施策と、アクセスを成果へ変える施策
の両方が必要です。
SEOでやってはいけないのは「順位が上がらないから記事を増やす」
順位が上がらない。
↓
記事数が足りないと思う。
↓
とにかく記事を書く。
↓
順位が上がらない。
↓
さらに記事を書く。
この状態になると危険です。
問題がキーワード選定にあるなら、記事を増やしても同じことを繰り返します。
問題がサイト構造なら、記事を増やすだけでは解決しません。
問題が問い合わせ導線なら、アクセスだけ増えても成果にはなりません。
だから、
施策量を増やす前に、ボトルネックを探す。
これが重要です。
競合が強すぎるなら「戦わない」という判断もSEO戦略
SEOでは、
「どうやって1位を取るか」
ばかり考えがちです。
しかし、
そのキーワードで本当に戦う必要があるのか
を考えることも戦略です。
大手企業。
全国メディア。
比較サイト。
ポータルサイト。
非常に強い専門サイト。
こうしたサイトが検索結果を占めている市場で、真正面から戦えば多くの時間とコストが必要になります。
そこで、
地域。
業種。
サービス。
悩み。
目的。
などを組み合わせて、より自社と相性の良い市場を探す。
例えばKotoMeetなら、
全国の「マーケティング」という巨大なテーマだけを狙うのではなく、
「京都 マーケティング会社」
「京都 Webマーケティング」
「京都 SEO対策」
など、事業と地域を結びつけて考えることができます。
勝てない場所で戦い続けないことも、マーケティングです。
SEOだけで解決しようとしない
そして、これはKotoMeetが特に大切にしている考え方です。
問い合わせが少ない。
↓
SEOをやろう。
この判断自体が間違っているケースもあります。
例えば、新サービスを来月から販売したい。
SEOだけで短期間に結果を出そうとするより、Web広告を使った方が適しているかもしれません。
店舗への来店を増やしたい。
SEO記事より、GoogleマップやSNSの改善が優先かもしれません。
採用応募を増やしたい。
求人ページそのものの魅力が弱いなら、SEOより先に採用サイトを改善した方がいいかもしれません。
つまり、
SEOは目的ではなく、
会社の課題を解決するための一つの手段です。
KotoMeetが考える「検索順位が上がらないとき」の順番
私たちがSEOを見るとき、
「じゃあ記事を10本追加しましょう」
から始めるわけではありません。
まず、
何を目的にSEOをしているのか。
↓
誰から問い合わせが欲しいのか。
↓
その人は何を検索しているのか。
↓
現在どんなキーワードで表示されているのか。
↓
どこまで順位が来ているのか。
↓
どの記事からアクセスされているのか。
↓
問い合わせにつながっているのか。
↓
競合と何が違うのか。
この順番で整理します。
そして必要なら、
記事を増やす。
既存記事を直す。
サービスページを改善する。
ホームページを改修する。
広告を組み合わせる。
SNSを使う。
MEOを強化する。
と施策を決めていきます。
私たちが大切にしている、
プロデュース型マーケティング
という考え方もここにつながっています。
「SEOを売る」
のではなく、
企業の「もっとこうしたい」を実現するために、必要な方法を考える。
SEOが必要ならSEO。
ホームページならホームページ。
広告なら広告。
手段から考えるのではなく、目的から考える。
これがKotoMeetの基本姿勢です。
SEOは「記事制作」ではなく「改善活動」
SEOという言葉を聞くと、
ブログを書く。
キーワードを入れる。
検索順位を上げる。
というイメージが強いかもしれません。
でも、本来SEOはもっと広いものです。
検索する人を理解する。
必要な情報を作る。
ホームページを整える。
数字を見る。
改善する。
また数字を見る。
この繰り返しです。
つまり、
SEOとは記事を納品して終わる仕事ではなく、Webサイトを育て続ける活動。
そう考えると、
「何記事書けば上位表示できますか?」
という質問への答えも変わります。
必要なのは記事数ではありません。
ユーザーが必要としている情報を、どれだけ適切に届けられるかです。
まとめ|SEOで順位が上がらないなら、記事を増やす前に原因を探そう
SEOで検索順位が上がらない主な原因として、今回は10個紹介しました。
- キーワード選定を間違えている
- 検索意図と記事内容がズレている
- タイトルと記事内容が一致していない
- 競合記事とほとんど同じ内容になっている
- AIで作った一般的な記事をそのまま大量公開している
- サイト全体のテーマがバラバラ
- 内部リンクが整理されていない
- 記事を公開して終わっている
- ホームページそのものに問題がある
- SEOの成果を順位だけで判断している
順位が上がらないと、
「もっと記事を書かなければ」
と思ってしまいます。
でも、必要なのは記事数ではないかもしれません。
キーワードを変える。
記事を直す。
サイト構造を直す。
サービスページを改善する。
問い合わせ導線を変える。
場合によってはSEO以外の施策を使う。
必要な改善は企業によって違います。
株式会社KotoMeetでは京都を拠点に、SEO対策、ホームページ制作、Web広告、SNS運用などを一つの手段として捉え、企業の事業課題からWebマーケティングを設計しています。
「SEOをやっているけれど成果が出ない」
というときこそ、
SEOで何をしたかったのか。
ここへ一度戻ってみてください。
検索順位を上げたかったのでしょうか。
それとも、
問い合わせを増やしたかったのでしょうか。
売上を伸ばしたかったのでしょうか。
会社をもっと知ってもらいたかったのでしょうか。
目的が見えれば、見るべき数字も、改善すべき場所も変わります。
SEOで成果が出ないときに必要なのは、
闇雲に続けることではなく、「なぜ?」を見つけること。
そこから、本当のSEO改善が始まります。
