「ホームページを作りたいけれど、まず何を準備すればいいのか分からない」
「制作会社へ問い合わせた後、どんな流れで進んでいくの?」
「原稿や写真は、自分たちで全部用意しないといけないの?」
ホームページ制作を初めて依頼する企業様から、こうした質問をいただくことがあります。
普段からWeb制作に関わっている人でなければ、制作会社へ問い合わせた後に何が起こるのか分からないのは当然です。
打ち合わせをして。
デザインを作って。
ホームページが完成する。
なんとなくそんなイメージはあっても、その間に何を決め、何を準備し、どのタイミングで確認すればいいのかまでは分かりにくいと思います。
そして実は、ホームページ制作で失敗するかどうかは、デザインそのものよりも、
「制作に入る前の進め方」
でかなり変わります。
私たち株式会社KotoMeetは京都を拠点に、ホームページ制作だけでなく、SEO対策、広告運用、SNS運用、Webマーケティングなど、企業の事業成長に関わる支援を行っています。
だからこそ、ホームページ制作でもいきなりデザインから始めることはありません。
まず考えるのは、
「なぜホームページを作るのか」
です。
問い合わせを増やしたい。
採用を強化したい。
営業活動に使いたい。
会社のブランドを変えたい。
新しい事業を広めたい。
目的によって、必要なサイトはまったく違います。
この記事では、ホームページ制作を検討している企業様へ向けて、
相談から企画、デザイン、制作、公開、そして公開後の運用までの流れ
を11のステップに分けて詳しく解説します。
これから制作会社へ相談する方はもちろん、
「以前ホームページ制作で失敗した」
という方にも、ぜひ参考にしていただければと思います。
ホームページ制作は「デザインを作ること」から始まらない
ホームページ制作というと、
最初にデザイン案が出てくる。
そんなイメージを持つ方もいるかもしれません。
しかし、成果につながるホームページを作ろうと思えば、その前に考えるべきことがたくさんあります。
誰に見てもらうのか。
何を伝えるのか。
どんなサービスを伸ばすのか。
ユーザーはどこからサイトへ来るのか。
どのページを読んで問い合わせるのか。
競合と何が違うのか。
SEOではどんなキーワードを狙うのか。
ここが整理されていないまま、
「とりあえず格好いいホームページにしてください」
と始めてしまうと、完成後に、
「見た目は良いけれど、問い合わせが増えない」
という状態になりやすくなります。
ホームページ制作の本当のスタートは、
デザインではなく、目的の整理です。
STEP1|ホームページを作る目的を決める
最初に決めたいのが、ホームページ制作の目的です。
例えば、
新規問い合わせを増やしたい。
採用応募を増やしたい。
会社の信用力を高めたい。
営業で使いやすくしたい。
新規事業を認知させたい。
ECで商品を販売したい。
目的によって、必要なページも構成も変わります。
例えば問い合わせ獲得が目的なら、
サービスページ。
実績。
お客様の声。
料金。
よくある質問。
問い合わせ導線。
などが重要になります。
一方、採用が目的なら、
社員紹介。
職場環境。
会社の価値観。
一日の仕事。
代表メッセージ。
キャリア。
などが必要になるでしょう。
私たちKotoMeetでは、
「どんなホームページが欲しいですか?」
よりも先に、
「このホームページによって、事業の何を変えたいですか?」
をお聞きします。
目的が曖昧なままでは、ホームページの良し悪しを判断する基準も作れないからです。
STEP2|ターゲットを整理する
次に考えるのが、
「誰に見てもらうホームページなのか」
です。
これは非常に重要です。
例えば同じサービスでも、
個人向けなのか。
法人向けなのか。
中小企業なのか。
大企業なのか。
若い世代なのか。
経営者なのか。
担当者なのか。
ターゲットによって、伝える言葉は変わります。
ありがちなのが、
「できるだけ幅広い人に見てもらいたい」
という考え方です。
もちろん多くの人に知ってもらうことは悪くありません。
しかし、誰にでも当てはまる文章は、結果的に誰にも強く響かないことがあります。
ホームページでは、
「これは自分のためのサービスだ」
と感じてもらうことが重要です。
そのためには、
誰が。
どんな状況で。
どんな悩みを抱えて。
何を求めてホームページを見るのか。
ここまでイメージします。
STEP3|競合と自社の違いを整理する
次に行うのが競合分析です。
ユーザーは、自社のホームページだけを見て問い合わせるとは限りません。
多くの場合、
Google検索。
SNS。
口コミ。
比較サイト。
複数社のホームページ。
さまざまな情報を比較します。
だからこそ、
「なぜ自社を選ぶべきなのか」
を整理する必要があります。
価格。
実績。
専門性。
対応範囲。
スピード。
地域性。
サポート。
代表者の経験。
スタッフ。
企業理念。
強みは会社によって違います。
ここで重要なのは、
無理に「他社にはないもの」を作ろうとしないことです。
実際には、
お客様からいつも評価されていること。
当たり前にやっていること。
長年続けてきたこと。
こうした部分に強みが隠れていることがあります。
制作会社とのヒアリングは、
自社では当たり前すぎて気づいていない価値を言語化する時間
でもあります。
STEP4|サイト全体の構成を設計する
目的、ターゲット、強みが整理できたら、サイト全体の構成を考えます。
一般的なコーポレートサイトであれば、
トップページ。
会社概要。
サービス。
実績。
お知らせ。
採用。
お問い合わせ。
などがあります。
しかし、必要なページは会社によって異なります。
例えばSEO集客を強化するなら、サービスごとにページを分けた方が良いことがあります。
複数の事業があるなら、それぞれのターゲットへ適切に情報を届けられる構造が必要です。
ホームページ制作では、
「何ページ作るか」より「なぜそのページが必要なのか」
が重要です。
ページが多ければ良いわけでもありません。
ユーザーが迷わず必要な情報へたどり着ける構造を作ることが大切です。
STEP5|SEOキーワードを設計する
検索からの集客を考えるのであれば、制作段階からSEOを設計します。
例えば京都の企業なら、
「京都 ホームページ制作」
「京都 Web制作」
「京都 マーケティング会社」
など、
地域名とサービスを組み合わせた検索が考えられます。
さらに、
「ホームページ 集客できない」
「ホームページ リニューアル タイミング」
「ホームページ 制作 費用」
といった悩み検索もあります。
ここで大切なのは、
一つのページで大量のキーワードを狙わないこと。
どのページで、
どの検索ニーズへ答えるのか。
役割を整理します。
ホームページ公開後に、
「SEOを始めたいから、とりあえずブログを書こう」
となることもありますが、制作段階からサイト構造を考えておけば、その後のSEO施策を進めやすくなります。
STEP6|ワイヤーフレームを作る
構成が決まったら、ワイヤーフレームを作ります。
ワイヤーフレームとは、簡単に言えばホームページの設計図です。
どこにキャッチコピーを置くのか。
どこでサービスを説明するのか。
実績をどの順番で見せるのか。
問い合わせボタンをどこに置くのか。
デザインへ入る前に、情報の配置を整理します。
ここで重要なのは、
「見た目」より「順番」です。
ホームページにはストーリーがあります。
ユーザーがサイトを開く。
↓
自分に関係があると感じる。
↓
サービス内容を理解する。
↓
他社との違いを知る。
↓
実績を見て安心する。
↓
問い合わせる。
この流れを設計するのがワイヤーフレームです。
STEP7|文章・写真・素材を準備する
ワイヤーフレームが固まったら、実際に掲載するコンテンツを準備します。
ここで制作が止まる企業は意外と多いです。
「原稿をお願いします」
と言われ、
忙しくて書けない。
写真を用意できない。
会社紹介の文章がまとまらない。
気づけば数週間経ってしまう。
ホームページ制作ではよくある話です。
だからこそ、契約前に、
文章は誰が作るのか。
写真は誰が撮るのか。
素材は誰が準備するのか。
を確認しておくことをおすすめします。
特に企業ホームページでは、写真が非常に重要です。
スタッフ。
代表者。
オフィス。
現場。
商品。
サービス風景。
実際の会社の写真があるだけで、ユーザーが感じる安心感は変わります。
素材サイトのきれいな写真だけでは、
「どんな会社なのか」
までは伝わりません。
STEP8|デザインを制作する
ここでようやくデザインです。
企業のブランド。
ターゲット。
サービス。
目的。
これまで整理した内容を視覚的に表現します。
色。
フォント。
余白。
写真。
レイアウト。
アニメーション。
すべてに意味があります。
例えば、高級サービスなのにポップすぎるデザインでは違和感があります。
地域密着型の企業なのに、海外企業のような写真ばかりでも実態とズレます。
デザインは、
「格好いいかどうか」
ではなく、
「その会社らしさが正しく伝わるか」
で判断することが大切です。
STEP9|コーディング・システム実装
デザインが確定したら、実際にWeb上で動く状態へ構築します。
スマートフォン対応。
お問い合わせフォーム。
WordPress。
アニメーション。
ブログ投稿機能。
必要に応じてさまざまな機能を実装します。
この段階では、
パソコンだけではなく、
スマートフォン。
タブレット。
複数のブラウザ。
などで表示を確認します。
特に今はスマートフォンからサイトを見るユーザーが多いため、
「PCではきれいだけどスマホでは使いにくい」
という状態は避けなければなりません。
STEP10|公開前の最終チェック
ホームページが完成したら、そのまま公開するのではなく最終チェックを行います。
文章に誤字はないか。
リンク切れはないか。
問い合わせフォームは届くか。
スマートフォンで崩れていないか。
画像が重すぎないか。
タイトルは設定されているか。
検索エンジンに必要な設定はされているか。
アクセス解析が導入されているか。
SNSでシェアした際の画像は設定されているか。
こうした部分を確認します。
特にお問い合わせフォームは必ずテストしましょう。
せっかく問い合わせしてくれたのに、
メールが届かない。
これは企業サイトとして非常にもったいない問題です。
STEP11|公開後に分析・改善する
そして最後。
ここが一番重要です。
ホームページを公開したら、
完成ではありません。
むしろここからがスタートです。
どのページが読まれているのか。
どの検索から流入しているのか。
問い合わせはどこから来たのか。
どこで離脱しているのか。
SEO順位はどうなっているのか。
こうしたデータを見ながら改善します。
SEO記事を増やす。
実績を追加する。
問い合わせ導線を変える。
広告を始める。
SNSと連携する。
ホームページは公開後に育てることで、企業のWeb資産になっていきます。
ホームページ制作期間はどれくらい?
制作期間もよく聞かれる質問です。
規模によって大きく異なりますが、一般的な企業サイトであれば、数週間から数か月程度かかるケースがあります。
ただし、
原稿がなかなか揃わない。
写真撮影の日程が決まらない。
社内確認に時間がかかる。
修正が何度も発生する。
こうした事情で延びることもあります。
制作会社だけが頑張れば予定通り完成するわけではありません。
依頼企業と制作会社が一緒に進めるプロジェクトです。
そのため、
担当者を決める。
確認期限を決める。
必要な素材を早めに準備する。
ことがスムーズな進行につながります。
ホームページ制作で依頼企業側が準備しておくもの
制作会社によって異なりますが、事前に整理しておくと良いものがあります。
会社概要。
サービス情報。
料金。
実績。
ロゴデータ。
写真。
採用情報。
お客様の声。
競合企業。
参考にしたいサイト。
これらです。
ただし、
「全部完璧に準備してから相談しないといけない」
ということではありません。
むしろ、
何を準備すればいいか分からない。
会社の強みも整理できていない。
サイト構成も分からない。
そんな状態から相談しても問題ありません。
制作会社の重要な仕事の一つは、
企業の中にある情報を整理して、ユーザーへ伝わる形に変えること
だからです。
制作会社へ「丸投げ」すると失敗しやすい理由
「全部いい感じにお願いします」
気持ちはとても分かります。
しかし、制作会社はWebのプロではあっても、依頼企業の事業を一番知っている人ではありません。
お客様から何を評価されているのか。
どんな苦労があったのか。
どんなサービスを伸ばしたいのか。
社員が何を大切にしているのか。
こうした情報は、企業側にしかありません。
だから良いホームページを作るためには、
制作会社と企業が一緒に作る必要があります。
企業が素材を提供する。
制作会社が整理する。
マーケティングの視点から見せ方を設計する。
この組み合わせによって、その会社にしか作れないホームページになります。
KotoMeetが制作で大切にしている「作る前」の時間
私たちKotoMeetでは、ホームページ制作の依頼をいただいたとき、
最初から、
「何ページにしますか?」
「何色にしますか?」
とは聞きません。
むしろ、
今どんな事業をしているのか。
何が一番売れているのか。
どんなお客様に選ばれているのか。
何を伸ばしたいのか。
現在の集客はどうなっているのか。
営業では何を説明しているのか。
採用に困っているのか。
これからどんな会社になりたいのか。
事業の話をかなり聞きます。
ホームページは、会社から切り離されたものではないからです。
Webサイトだけきれいになっても、事業の目的とつながっていなければ意味がありません。
何を作るかより、なぜ作るか。
この順番を大切にしています。
SEO・広告・SNSはホームページ公開後につながっていく
ホームページは、多くのマーケティング施策の中心になります。
SEOで記事を検索上位へ。
Google広告からLPへ。
Instagramから会社サイトへ。
YouTubeからサービスページへ。
Googleマップからホームページへ。
すべての情報が最終的にホームページへ集まってきます。
だからこそ、ホームページ制作だけを単独で考えないことが重要です。
「Webサイトを作ったら次は何をするのか」
まで考えておけば、公開後に迷いにくくなります。
AI時代でも制作会社へ依頼する意味はある?
現在ではAIやノーコードツールを使えば、以前より簡単にホームページを作れるようになりました。
これは非常に良い変化です。
会社案内程度のサイトなら、自社で作る選択肢もあります。
では制作会社はいらなくなるのでしょうか。
私たちは、むしろ制作技術そのものより、
「何を作るべきかを考える力」
が重要になると考えています。
AIは文章を書けます。
デザインも作れます。
コードも書けます。
しかし、
どの顧客を狙うのか。
自社の本当の強みは何か。
SEOでどの市場を取りにいくのか。
どのサービスへユーザーを誘導するのか。
事業としてどこへ向かうのか。
ここは企業ごとに違います。
制作が簡単になる時代だからこそ、
戦略の差がホームページの差になります。
まとめ|ホームページ制作は「公開まで」ではなく「成果が出るまで」を考える
ホームページ制作の基本的な流れを振り返ります。
- 目的を決める
- ターゲットを整理する
- 競合と強みを整理する
- サイト構成を設計する
- SEOキーワードを設計する
- ワイヤーフレームを作る
- 原稿・写真を準備する
- デザインを制作する
- コーディング・システムを実装する
- 公開前チェックを行う
- 公開後に分析・改善する
ホームページ制作で本当に重要なのは、この11番目まで考えることです。
公開した瞬間で終わってしまうホームページは、その後数年間、ほとんど変化しません。
一方、
SEO記事を増やす。
実績を追加する。
広告データを分析する。
SNSからアクセスを集める。
ユーザー行動を見ながら改善する。
こうして育てたホームページは、会社の営業や採用を支える大きな資産になります。
株式会社KotoMeetでは京都を拠点に、ホームページ制作だけでなく、SEO対策、広告運用、SNS運用、Webマーケティングまで含めて企業の課題に合わせた支援を行っています。
私たちがホームページを作る前に知りたいのは、
「どんなデザインが好きですか?」
だけではありません。
「このホームページを使って、どんな会社になりたいですか?」
ということです。
その答えから逆算して、
必要なサイト。
必要なコンテンツ。
必要な集客施策。
必要な運用。
を考える。
ホームページ制作は、単なる制作物を完成させる仕事ではありません。
会社の強みや事業の未来を整理し、それをWeb上で伝わる形へ変えていく仕事です。
これからホームページ制作を検討している方は、
「何を作るか」を決める前に、
「何のために作るのか」
を一度考えてみてください。
そこが明確になれば、制作会社選びも、サイト構成も、公開後のマーケティングも、大きくブレにくくなります。
